2018年7月25日水曜日

峯水亮写真集 Jewels in the night sea 神秘のプランクトン

夜の海にあらわれた、美しい浮遊生物。

多くの人が眠っている時間に、海の中で出会うのは驚くような生き物たち。眼には見えないきわめて小さな姿をカメラで覗いてみれば、姿も、色も、生態も、うっとりするほどの世界がありました。長年におよぶ粘り強い撮影がとらえた、美しくも不思議な姿。

日経ナショナル ジオグラフィック写真賞グランプリ受賞後初の写真集!

峯水亮写真集 Jewels in the night sea  神秘のプランクトン
峯水亮写真集 Jewels in the night sea  神秘のプランクトン

 こんにちは。写真家の峯水亮です。この度、 日経ナショナル ジオグラフィック社より、自身初の写真集である「Jewels in the night sea 神秘のプランクトン」を上梓しました。この本は、私が長年向き合ってきた海のプランクトンの夜の姿を捉えたものです。

 真っ暗な夜の海底に1本のライトを設置してじっと待つ。そんなことを繰り返してきたのは今から25年ほど前のことでした。それから年月が経ち、数多くの経験を重ねるうちに、やがて最も重要な要素である水中ライトに技術進化の波が訪れます。それまでは水中ライトと言えば単1電池で点灯させるハロゲン光だけだったものが強力なHIDバルブに、それも瞬く間に省エネなLEDへととって変わり、やがて生き物が好む高演色性のLEDライトRGBlueと私は出会いました。

 経験を重ねる度に、今では季節や潮汐などの様々なデータをもとに、高い確率で彼らに会うことが可能になりました。私がイベントとして開催しているブラックウォーターダイブ®はそんなノウハウを基に開催しているイベントです。夜の海底にこのRGBlueライトを設置し、柔らかい光の空間を創造します。そして、そこに現れるプランクトン=浮遊生物を観察するのです。

 私が夜の海の撮影にこだわった部分は、もちろん後に述べるように夜のプランクトンの生態が面白いという理由が大半ですが、もう一つは、暗闇で撮影することは、被写体の美しさを際立たすことができるからです。これは、透明な生き物をより鮮明に見せるためには、黒い背景が最もその透明なゼラチン質の濃淡をつぶさに表現できて、水中ストロボの光によって浮かび上がる生き物のディティールだけに集中して見てもらえるからでした。

 夜の沿岸に訪れるプランクトンには、浮遊生活を終えて着底生活へと移行する(接岸回遊という)時期のものがいて、彼らはこのあと、姿を変える変態=”metamorphosis” を行います。つまり、私がそこで出会うのは浮遊生活を終える最後の姿を捉えたものです。
 彼らはより多くの潮流を体でとらえるために、浮遊するための機能を体に備えています。Chapter1の”たゆたうちから”では、その浮遊に特化した機能について注目しました。

 また、体の機能は浮遊するだけでなく、捕食者から身を守る防御の技も備えています。その技や機能も生き物によって実に様々な工夫がみられ、それぞれが進化の過程で身に着けた多様性が伺えます。Chapter2の”まもるくふう”では、体を守る大きな棘の機能や、長いひれ、発光器などそれぞれの特異な姿について特に注目しました。

 プランクトンは肉眼では気づきにくいサイズのものが多く、海の中ではじっくり見ることは不可能です。最新のデジタルカメラで鮮明に捉えることによって細部をより大きく見ることができるようになり、その繊細な体の構造を誰でも簡単に知ることができます。中には透明な体が光の干渉によって様々な色に輝いたり、神秘的なシンメトリーの体の造りがあり、それはまるで美術品のような美しさがあります。Chapter3ではそのような生き物たちを”うみのほうせき”に例えてまとめました。

 Chapter4では”しんかいのゆりかご”と題して、表層で出会う深海魚の稚魚などに注目しました。普通なら潜水艇に乗って深海に降りない限り、到底生きたままは出会えないような生き物たちですが、この時期はごく浅い場所で暮らしているものがおり、沿岸の生き物たちとは違った神秘的な姿を魅せてくれます。彼らにとってここは成長を育む”ゆりかご”のような場所です。

浮遊に特化した姿、防御の技など、彼らは生きるための知恵と工夫をその進化の過程で習得してきました。しかし、最も効率的なのは目立たないこと。つまり、透明であることです。Chapter5では”とうめいなわけ”と題し、その透明な体について注目しました。

以下、書籍データより引用します

【タイトル】

Jewels in the night sea 神秘のプランクトン

【著者】

峯水亮

【著者について】

1970年大阪府生まれ。20歳のときにスキューバダイビングに出会い、海の世界の美しさをたくさんの人々に伝えようと決心し、水中撮影を始める。移りゆく自然環境を見つめながら、生き物たちの命の尊さと力強さをテーマに海洋生物の撮影に取り組んでいる。2016年に日経ナショナルジオグラフィック写真賞のグランプリを受賞、2017年には米国のニューヨーク市で個展を開催、ナショナル ジオグラフィック英語版サイト、BBC NEWSなど、各国のメディアが取り上げた。数多くの児童書や教科書、テレビ番組などに写真を提供しているほか、水中生物についての執筆も複数の書籍で担当している。共著書に『日本クラゲ大図鑑』(平凡社)がある。

【目次】

  • まえがき
  • Chapter1 Adaptation for Floating たゆたうちから
  • Chapter2 Art for Defense まもるくふう
  • Chapter3 Minimal Jewels うみのほうせき
  • Chapter4 Cradle of Deep Sea しんかいのゆりかご
  • Chapter5 Reason of Transparency とうめいなわけ
  • Index
  • 夜の海で撮影する
  • プランクトンとは?
  • あとがき

【仕様】

天地249 mm×左右213mm、並製、144ページ、本体2700円+税
2018年8月13日発行
ISBN:978-4-86313-430-0
デザイン:文平銀座
出版社: 日経ナショナル ジオグラフィック社

【個展タイトル】(※写真集と同名の写真展を開催)

Jewels in the night sea 神秘のプランクトン

【開催場所】


  • キヤノンギャラリー銀座 2018年8月20日(月)~8月29日(水)
*8/26(日)はキヤノンギャラリー銀座の休業日です。ご注意ください。

  • キヤノンギャラリー名古屋 2018年9月6日(木)~9月12日(水)

*9/9(日)はキヤノンギャラリー名古屋の休業日です。ご注意ください。

  • キヤノンギャラリー大阪 2018年9月20日(木)~9月26日(水)

*9/23(日・祝日)と9/24(月・振替休日)はキヤノンギャラリー大阪の休業日です。ご注意ください。
写真展の詳細は
https://cweb.canon.jp/gallery/archive/minemizu-plankton/index.html



2018年7月19日木曜日

ときめくクラゲ図鑑 写真・文:峯水亮 / 山と渓谷社より 発売のお知らせ

2018年8月25日 山と渓谷社より「ときめくクラゲ図鑑」発売のお知らせです。

ときめくクラゲ図鑑
ときめくクラゲ図鑑

<書籍内容>

美しく幻想的な写真で楽しむ、まるで海のなかでクラゲに出会ったかのようなときめく図鑑。体の90%以上が水でできているクラゲは、海面や海中をゆらゆらと浮遊する「プランクトン」と呼ばれる生き物。そんなクラゲを眺めているだけで、私たちは、世の中の面倒くさいことも忘れ、知らぬ間に癒されています。近年ますます盛り上がるクラゲの人気ですが、実際、クラゲがどういう生き物か、どのような種類がいるのか・・・・・・実は、分からないことが沢山あります。本書は、そんな謎多きクラゲたちを水中フォトグラファー峯水亮氏の写真と解説とともに理解し、その「ときめき」を体感するための図鑑です。

<構成>

はじめに

Story1 クラゲの記憶

『古事記』や『枕草子』にも登場/クラゲ愛は万国共通/未来を変える大発見!/ことばとクラゲの世界へ

Story2 ゆらめくクラゲの世界へ(図鑑ページ)

図鑑の見方
ときめくキーワードで分類し約全90種類を紹介
「小さい」「ぽってり」「何かに似ている?」「ゆらゆら」「楽しい模様」「衝撃的」「すけすけ」「ときどき」「大きい」「カラフル」
浮遊生物の世界

Srory3 クラゲのきほん

クラゲって一体何者?/クラゲの一生/ほんとは怖い毒の話

Story4 クラゲのときめき

クラゲを身近に感じよう/ときめくクラゲグッズ/こんなにすごい世界のクラゲ

Story5  クラゲに出会いに

水族館に行ってみよう/クラゲに出会うには?

おわりに

書名:ときめくクラゲ図鑑
著者:峯水 亮
判型:A5判(148×210)
仕様:並製本・128ページ(4C)
価格:1,600円+税
奥付発行日:2018年8月25日

アマゾンで購入


2018年7月17日火曜日

夏休み キヤノンキッズパーク体験イベントのお知らせ


海にくらす生き物の写真を撮りつづけ、図鑑や本などでかつやくするプロ写真家 峯水亮さんが、すばらしい水中の生物の世界をたくさんの写真で紹介。さらに水族館ですてきな写真を撮るためのポイントを本物のクラゲの撮影体験もまじえて教えてくれるよ!

開催スケジュール
8月25日(土)11:00~12:00
8月25日(土)15:00~16:00

対象:小学生のお子さまとその保護者の方
(対象学年:小学校全学年)
※一家族2名(保護者1名、お子さま1名)まで
定員:各回 親子5組

当日貸し出しカメラ機材
CANON EOS Kiss X9 (カメラ)
CANON EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM (標準ズームレンズ)
CANON EF-S60mm F2.8 マクロ USM (マクロレンズ)

持ち物:筆記用具
SDカード(2GB以上を推奨します)
※撮影した画像のお持ち帰りをご希望の方は、【初期化済みSDカード】をお持ちください。(お持ちでない方には撮影用にお貸ししています。)SDカードをお持ちいただく場合には、データ消失の事故を防ぐため、お客さま自身のデータが入っていない初期化済みのものをお持ちください。

開催場所:キヤノンデジタルハウス銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座3丁目9−7−1F トレランス銀座ビルディング

電話番号:03-3542-1801

8月1日(水)12時頃より、先着で申込受付を開始致します。

詳しくは下記のホームページをご覧ください。
http://cweb.canon.jp/kidspark2018/special-jellyfish/index.html

http://cweb.canon.jp/kidspark2018/index.html

2018年7月3日火曜日

峯水 亮 写真展 Jewels in the night sea 神秘のプランクトン

昨年のニューヨークでの個展に引き続いて、今年は国内3か所(キヤノンギャラリー銀座・名古屋・大阪)で写真展を開催いたします。

個展のタイトルは Jewels in the night sea  神秘のプランクトン

主に夜の海で撮影したプランクトンたちの知られざる姿を写真に収めました。
今回はニューヨークの展示作品とは違いスクエアや大判作品も交えた新たな作品を展示しています。
プリントは凸版印刷株式会社、展示は株式会社フレームマンに製作していただきました。
生き物たちの知られざる姿を皆さん是非見に来てください。

Jewels in the night sea 神秘のプランクトン
写真展 Jewels in the night sea 神秘のプランクトン

2018年8月20日(月)~8月29日(水)

*8/26(日)はキヤノンギャラリー銀座の休業日です。ご注意ください。

キヤノンギャラリー銀座

所在地: 〒 104-0061 東京都中央区銀座3-9-7 トレランス銀座ビルディング1F
アクセス:
都営地下鉄 東銀座A7、A8出口より徒歩2分
東銀座駅(日比谷線)A2出口より徒歩3分
銀座駅(銀座線・丸ノ内線・日比谷線)A12出口より徒歩3分
※ 駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
開館時間: 10時30分~18時30分(写真展最終日 15時まで)
ギャラリートーク:8/26(日)を除く毎日13時よりギャラリー内にてギャラリートークを開催します。
電話: 03-3542-1860


2018年9月6日(木)~9月12日(水)

*9/9(日)はキヤノンギャラリー名古屋の休業日です。ご注意ください。

キヤノンギャラリー名古屋

所在地: 〒460-0003 愛知県名古屋市中区 錦 1-11-11 名古屋インターシティ 1F
アクセス: 地下鉄東山線・鶴舞線 伏見駅10番出口すぐ
開館時間: 10時~18時(写真展最終日 15時まで)
ギャラリートーク:9/9(日)を除く毎日13時よりギャラリー内にてギャラリートークを開催します。
電話: 052-209-6180
※ 電話受付 月~金・10時~18時

2018年9月20日(木)~9月26日(水)

*9/23(日・祝日)と9/24(月・振替休日)はキヤノンギャラリー大阪の休業日です。ご注意ください。

キヤノンギャラリー大阪

所在地: 〒530-0005 大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1F
アクセス:
地下鉄四つ橋線「肥後橋」駅、京阪中之島線「渡辺橋」駅直結
地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅徒歩5分
JR東西線「北新地」駅徒歩8分
JR「大阪」駅徒歩11分
開館時間: 10時~18時(写真展最終日 15時まで)
ギャラリートーク:9/23(日)と9/24(月)を除く毎日13時よりギャラリー内にてギャラリートークを開催します。
電話: 06-7739-2125
※ 電話受付 月~金・10時~18時

詳細はこちら
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/minemizu-plankton/index.html

------------------------------------------------------------------------------------

2018,  August 20 (Mon)  ~ August 29 (Wed)

*Excluding  August 26 (Sun)

CANON GALLERY GINZA TOKYO

Location: Tolerance Ginza building 1F, Ginza3-9-7, Tyuou-ku Tokyo. Zip Code: 104-0061 
Access:
Metropolitan subway: Hiigashi-GinzaA7、A8 2 minutes on foot from exit.
Hiigashi-Ginza St(Hibiya-Line) A2 3 minutes on foot from exit.
Ginza St(Ginza-Line, Marunouchi-Line, Hibiya-Line) A12 3 minutes on foot from exit.
※ There is no parking lot so please use public transportation.
Open: 10:30~18:30(Last day until 15:00)
Gallery Talk:I will hold a gallery talk in the gallery every day from 13:00 except August 26 (Sun).
Telephone: 03-3542-1860

2018, September 6 (Thu)  ~ September 12(Wed)

*Excluding  September 9 (Sun)

CANON GALLERY NAGOYA

Location:Nagoya Inter City 1F, Nishiki 1-11-11 Naka-ku Nagoya-city Aichi-prefacture. Zip Code: 460-0003
Access: Higashiyama-line Subway, Tsurumai-line Fushimi St,  soon at exit number 10.
Open: 10:00~18:00(Last day until 15:00)
Gallery Talk:I will hold a gallery talk in the gallery from 13:00 on September 6 (Thu) and September 8 (Sat).
Telephone: 052-209-6180
※Telephone reception Mon - Friday - 10:00 - 18:00

2018, September 20 (Thu) ~September 26 (Wed) 

*Excluding  September 23 (Sun) and September 24 (Mon)

CANON GALLERY OSAKA

Location:Nakanoshima Festival Tower West 1F, Nakanoshima 3-2-4 Kita-ku Osaka-city. Zip Code: 530-0005
Access:
Yotsubashi-line Subway Higobashi St, Keihannakanoshima-line Watanabebashi St, Direct connection to the station.
Midousuji-line Subway Yodoyabashi St, 5 minutes on foot.
JR Touzai-line Kitashinchi St, 8 minutes on foot.
JR Osaka St, 11 minutes on foot.
Open: 10:00~18:00 (Last day until 15:00)
Gallery Talk:I will hold a gallery talk in the gallery from 13:00 on September 20 (Thu) and September 22 (Sat).
Telephone: 06-7739-2125
※Telephone reception Mon - Friday - 10:00 - 18:00

CANON GALLERY
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/minemizu-plankton/index.html

2018年2月17日土曜日

GoPro HERO6にINONのアクションカム用のフィッシュアイコンバージョンレンズ+RGBlue System03を使った最小ビデオ撮影システム構築



HERO6 BlackINONのアクションカム用のフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SDをつけて撮影しました。水中ライトはRGBlueのツインライトSYSTEM03を使用しました。小さくても2灯あると、光がまんべんなくあたるので、フィッシュアイの140°の広角域もカバーしやすくなります。GoProは4K30Pにて撮影してます。


GoPro HERO6 でRGBlue System03を使った最小ビデオ撮影システム構築
正面から

GoPro HERO6 でRGBlue System03を使った最小ビデオ撮影システム構築
サイドから

INON SDフロントマスクとセミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD
INON SDフロントマスクとセミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD

上から順にQSA-IN1+MQSB-01+QSBM-GP1
上から順にQSA-IN1+MQSB-01+QSBM-GP1

上から順にMQSB-01+QSA-RGB1+System03
上から順にMQSB-01+QSA-RGB1+System03

ライトの光量を手元で調整できるリモートコントローラー RGB-RC01
ライトの光量を手元で調整できるリモートコントローラー RGB-RC01

使用している機材は以下です。

GoPro HERO6 Black
Super Suit(HERO6 Black Dive Housing)

INON SDフロントマスク for HERO5/6
INON 水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD
INON 光ケーブル改造自作品+シングルゴムブッシュ

RGBlue クイックシューアダプター IN1(QSA-IN1)
RGBlue クイックシューベース(MQSB-01)
RGBlue クイックシューベースマウント GP1(QSBM-GP1)
RGBlue GoProアダプター(RGB-GA01)
RGBlue クイックシューベース(MQSB-01)
RGBlue クイックシューアダプター RGB1(QSA-RGB1)
RGBlue System03+自作保護カバー兼フロート
RGBlue リモートコントローラー RGB-RC01
RGBlue マイクロフレックスアダプター ×2
RGBlue アームエクステンション RAEX-1 ×2
RGBlue ツインライトマウントL
RGBlue YS-D1/2 マウントベース L/R セット

浅野金属工業 チェーンフック サイズ5 AK1250

このセットをご購入希望の方は是非コメント欄よりご連絡ください。
コメントはこちらで確認してご連絡します(購入希望のコメントは非公開にいたします)

INON Z-330の配光性能

イノンのZ-330ストロボはワイド撮影に特化したストロボです。
http://www.inon.co.jp/cgis/news/wforum_news.cgi?no=488&reno=no&oya=488&mode=msg_view&page=0&news=1

この約2カ月ほどイノンのZ-330ストロボを試してきました。
これまでのストロボとは違う異次元の配光性能を実感しています。

私はワイドのカメラとして、Canon EOS 5Ds、レンズは EF16-35mm F2.8L II USM
ハウジングはanthis の Nexus5DMK2からのコンバージョンアップした5DMK3=5Ds仕様です。ポートはワイドマルチポート。

これにNexusアーム18ケルプ-200という有効長20cmのアームを左右2本ずつ組んでいますが、長さはこれで十分だと感じています。

今までZ-240の時は結構シビアにストロボの位置や角度を変えて撮影してきましたが、
Z-330はそこまでしなくても自然な感じで光が周ってくれるので、雲泥の差だと実感しています。ここまで楽なライティングが可能なら、早く買い換えたほうが良いです。

水中重量に関しては、メーカー公称値では48g("eneloop" 電池4本を含む)となっており、
Z-240 Type4 の約77g ("eneloop" 電池4本を含む)から29g 軽量になっています。
これが左右2台分では58gなので、体感的にはわずかに軽くなった感があります。

一方、陸上重量に関してはZ-240 Type4 の約583g (電池を含まず) に対し、
Z-330は637gと54gほどの重量アップです(いずれもメーカー公称値)
INON Z-330
ISO 400 F8.0 1/80 INON Z-330×2

INON Z-330
まんべんなく光が周ります。
ISO 400 F8.0 1/80  INON Z-330×2

INON Z-330
アンコウとミノカサゴ、それぞれ違う角度で違う光量のストロボを当てています。
ISO 400 F8.0 1/125  INON Z-330×2
The INON Z-330 strobe is unprecedented of light distribution performance.
https://inonnews.blogspot.jp/2017/12/z330strobe.html

I have been useing INON's Z-330 strobe for about 2 months.
I am feeling that now realized the light distribution performance of different dimension and different from the strobe so far.

I am using for Canon 5Ds and EF16-35mm F2.8L II USM. And, Housing is  Anthis Nexus 5DMK3(=5Ds)  that was conversion up from 5DMK2.
The port is Wide mulch port. And, I am using Nexus Arm 18 Kelp-200 by two right and left that effective length is 20cm. I feel that the length is enough.
When using the Z-240, I was changed severe the strobe position and angle. However, Z-330 does not have to do so. The light is very natural distribution.

2017年3月11日土曜日

峯水亮よりグランプリ受賞のご報告 - 第5回日経ナショナルジオグラフィック写真賞 受賞式にて

2017年2月6日(月)、東京大手町にある日本経済新聞社にて、第5回(2016年)日経ナショナルジオグラフィック写真賞の受賞式が開催されました。その時の様子をご紹介します。

第5回日経ナショナルジオグラフィック写真賞受賞式
2016年度の受賞者の皆さんです。私(前列真ん中)の左側に古見きゅう君(ネイチャー部門最優秀賞)、右側には取材中で来れなかった三井 昌志さん(ピープル部門最優秀賞)の奥様とお嬢さん

国際的に活躍できるドキュメンタリー写真家を発掘し、日本から世界へ送り出したい。そんな願いを込めて創設された日経ナショナル ジオグラフィック写真賞。今回で5回目の開催となる2016年は、総応募者数315名、合計597点(単写真436点、組写真161点)の応募作品があり、その中から水中写真として初のグランプリ作品として、応募した5枚の組写真「 儚くも、逞しく生きる小さな生き物たちの世界」 が選ばれました。

第5回日経ナショナルジオグラフィック写真賞
第5回日経ナショナルジオグラフィック写真賞 グランプリ受賞盾
受賞作は、私がプロデュースしておりますBlack Water Dive®で出会った生き物の中から、昨年の沖縄や小笠原諸島で撮影したプランクトンが被写体です。ここに受賞作品とその解説を交えてご紹介します。

ミノガイ科の稚貝
ミノガイ科の稚貝:殻長5mm
まだ見ぬ生き物たちとの出会いを求めて、夜の海にひたすら通う日々。闇夜の海中で、ミノガイ科の稚貝が鮮やかに輝いていた。満ち潮に導かれながら沿岸に近づいて、この先の最適な棲み家を探している。成長すると、岩の下や隙間にそっと隠れて暮らす人知れぬ二枚貝。スポットライトを浴びるのは、この瞬間だけかもしれない。

オニオコゼ科の稚魚
オニオコゼ科の稚魚:全長10mm
体は小さくても、その顔つきはどこか成魚と同じ風格が備わっている。オコゼ科の稚魚。体に対して大きな胸鰭は、浮遊適応のためだろう。今は捕食者に見つかればすぐに食べられてしまう儚いプランクトンだが、着底して無事に成長を遂げられれば、周りの小魚たちを虎視眈々と狙う強力な捕食者へと変貌する。

テンガイハタの幼魚
テンガイハタの幼魚:体長5cm(ひれの先まで20cm)
小笠原諸島の父島にて、真っ暗な夜の海でクリチャーたちとの出会いを想像しながら、ひたすら待ち続ける。その瞬間は突然訪れた。目の前に舞い降りた姿は、まるで想像の世界の天女のようだった。存在を存分に見せびらかすように、長く靡く鰭を広げながら、再び夜の暗闇へと過ぎ去っていく、あっという間の出来事。美しいテンガイハタの幼魚。

和名のないタコの幼生
和名のないタコの幼生
名もなきタコの幼生は、夜の深まるころに人知れず姿を現す。透明な体から伸びた長い腕は、浮遊に特化した証。少しでも大きく見せようと思うのか、さらに腕を伸ばそうとする。私が少しも怯まないでいると、さっと身を翻えして、行く手を拒む深場へと降りていった。腕を伸ばした全長は10cm程。

ウミノミの仲間と放散虫
ウミノミの仲間と放散虫:全長3mm
たくさんの風船にぶら下がりながら、空を飛んでいるようなウミノミの仲間。放散虫という球形の小さな動物プランクトンを束ねて、浮遊生活をする。海の食物連鎖の中では、同じ下位層で暮らすもの同士だが、生きるために知恵を絞り、互いに利用しながら浮遊する姿に、小さな生き物たちの生きる知恵とたくましさを感じた。

峯水亮。グランプリ受賞のスピーチ
受賞のスピーチをする私(峯水)緊張してます。
ocean+αの掲載記事
プランクトンの生き様を表現 ~日経ナショナル ジオグラフィック写真賞グランプリ 峯水亮スピーチ全文~
https://oceana.ne.jp/event/66301

第5回日経ナショナルジオグラフィック写真賞受賞式
2016年受賞者の皆さんと、審査委員長/野町 和嘉さん(写真家)前列左、審査委員/中村 征夫さん(写真家)前列右、大塚 茂夫さん(ナショナルジオグラフィック日本版編集長)後列左を交えて

受賞式には歴代のグランプリ受賞者の方々も駆けつけてくれました。
日経ナショナルジオグラフィック写真賞、歴代グランプリ受賞者
日経ナショナルジオグラフィック写真賞、歴代のグランプリ受賞者。左から、竹沢うるまさん(2014)、宮武健仁さん(2013)、峯水亮(2016)、前川貴行さん(2012)、八木豪彦さん(2015)


2016年のすべての受賞作品はこちらからご覧ください。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/photo/15/011800001/011200010/?P=2